プレスリリース 2017年5月10日

役所広司氏、ニッポン名誉賞受賞へ
授賞式は第17回日本映画祭「ニッポン・コネクション」にて

日本映画界のスーパースター、役所広司氏が第17回日本映画祭「ニッポン・コネクション」にてニッポン名誉賞を受賞します。日本映画に特別な功績を残した人物に贈られる当ニッポン名誉賞は、今年で3回目の授賞となり、日本航空社のご協力により授与されます。

俳優の役所広司氏はニッポン名誉賞受賞のためご来独され、原田眞人監督の『日本のいちばん長い日』の上映とともに、映画祭のクロージングを共にします。また、多数の輝かしい役所作品の中でも、今回の映画祭では伊丹十三監督の『タンポポ』が上映されます。

授賞式は5月28日午後7時45分からの映画祭のクロージングイベントの一環として、アーティストハウス・ムゾーン塔で行われます。

役所広司氏について

1956年生まれの役所広司氏は「日本のリチャード・ギア」とも呼ばれており、日本で最も著名な俳優の一人です。もはや伝説とも言える俳優・仲代達矢氏に1978年その才能を発掘され、仲代氏が主催する俳優養成所で学びました。役所氏のキャリアの突破口となったのは、「全身白衣の男」として人々の記憶に残った伊丹十三監督の伝説的な映画『タンポポ』(1985年)でしょう。

一躍スーパースターになったのは国際的大ヒットとなった周防正行監督の映画『Shall we ダンス?』(1996年)。

日本映画界の巨匠たち、今村昌平監督、黒沢清監督の作品にも出演しています。2006年のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品でオスカー賞受賞の米国映画『バベル』でさらに多くの人に知られるようになりました。

俳優として活躍する傍ら、2009年には初の監督作として『ガマの油』でデビューを果たしました。2012年には、長年に亘る俳優活動などが評価され、紫綬褒章が日本政府より贈られました。

映画祭について

第17回日本映画祭「ニッポン・コネクション」は、2017年5月23日から28日までフランクフルトにて開催されます。世界最大級の日本映画祭で、6日間にわたり、今年も100本以上の作品を皆さまにお届けします。その中には多くのドイツ・ヨーロッパ・世界プレミア上映も含まれています。また、日本から数多くの映画・文化関係者が訪れ、作品をご紹介していただく機会を数多く設けております。

さらに、多彩な文化プログラムにも事欠きません。ワークショップ、講演会、パネルディスカッション、各種パフォーマンス、コンサート、展示会、日本食含むお祭り屋台等、盛りだくさんです。

映画祭のメイン会場はアーティストハウス・ムゾーン塔とナクソスホール内ヴィリー・プラムル劇場です。他にも、マールゼーン映画館、ドイツ映画博物館、アテリエ・オイレンガッセ、アテリエ・フランクフルト、ケース劇場が会場となっています。

プログラムの全容は映画祭ホームページにてご覧いただけます。www.NipponConnection.com

チケットの前売りは、2017年4月29日より開始されました。チケットはホームページ上(www.NipponConnection.com)、あるいは数多くのチケット売り場にてお求めになれます。